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中日新聞「家族のことを話そう」江藤省三さん

江藤省三さん。慶応大学野球部監督。2009年11月就任。10年と11年に東京六大学リーグ春季優勝。
兄はかつて中日ドラゴンズ選手江藤慎一

江藤慎一さん。最初の両リーグ通じての首位打者。弟の江藤省三さんは慶応大学野球部出身。1966年に巨人入団。69年中日移籍。しかし1年後兄。慎一さんは水原監督との確執でロッテに移籍。以後各球団を渡り歩き、太平洋クラブ(現西武)では選手兼監督も。引退後は85年に伊豆に「日本体育野球学校」(江藤野球塾)を設立。その後スーパーのヤオハンジャパンがスポンサーになってチームが受け継がれプロ野球入りする選手も育ちましたが、ヤオハンは倒産してしまいチームも解散となる。2003年脳梗塞で倒れ寝たきりとなり2008年死去。

慎一さん、闘志を前面に出すプレースタイル。TVで見た記憶はもうおぼろげなんですが。どうも目立つ人は嫌われるようで、あのまま中日にいたら巨人V9時代に風穴を開けたかもしれません。結局水原監督時代は優勝はなく与那嶺監督に受け継がれることとなります。与那嶺監督時代に1974年中日は優勝。巨人のV10を阻止します。省三さんの代打時代はこのあたりです。省三さんは76年に引退されます。

省三さんは引退後3チームでコーチをされ、その後慶応大学野球部の監督に。「優勝した時に、王貞治さんから『プロ野球にとっても最高だ。プロアマ交流が進むだろう』とおほめの言葉をいただきました。兄も生きていたら喜び選手たちの指導に駆け付けたでしょう」