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大相撲。剣武の挑戦

  • 大相撲剣武(つるぎだけ)の挑戦(中日新聞記事、もう一つの戦いより)

大学相撲出身の剣武、激しい稽古のためか両眼の網膜剥離を患う。左目は3回、右目は1回。左目は2度白内障を発症したまま。手術すれば目の曇りはとれるがこれ以上眼に負担をかけたくないということから現役中はこのままでおくという。医師の指示に従わず完治しないまま稽古を再開したことで網膜剥離を繰り返した。
3度目の手術を受け相撲をやめようかと考えていた時、2003年9月三段目に陥落した秋場所、病院のベッドで眺めたテレビに同部屋の垣添が映った。幕内初白星を挙げた日大同期生はインタビューで「入院している宮本(剣武)のためにも勝ちたかった」その言葉に発奮した。
稽古場で土俵に立つときは必ず塩を握った拳を両目にあて願掛けをする。眼への衝撃を減らすため頭ばかりでぶつからずもろ手突きの立ち会いも身に付けた。
主治医は見透かしたように言ってくれる「絶対に直してやるから思いっきり取ってこい」。
学生相撲出身者としては最も遅い63場所で幕内に上がったが、九州場所1場所で十両に陥落した。
「早く幕内に戻りたい。定着して出来るだけ長く相撲を取りたい」
多くの励ましに支えられてきた相撲人生・・。

※2012年初場所では6勝9敗に終わった。厳しいな。一歩間違えれば失明の危機なのに。立ち合いでぶつかるというのはこういうリスクもある。厳しい世界。